あなたが第二号です (4/15)




今は夜の10時だ。


母親はぐっすり寝ている。
親父は帰ってこない。


今日は安心だ。

いつもは気が気でなくて
桜を寝かせて俺は起きている。


うん、ほとんど寝てないな。笑



「桜。寝ていいよ。
お兄ちゃん起きてるから。」


「ううん。桜寝ない。
お兄ちゃん寝てもいいよ。」


「どうしたんだ桜。
寝れないのか?」

桜がめずらしく寝ない!
なんて言うからとても不思議に思った。

「だっていつもお兄ちゃん
寝てないでしょ?」



それを聞いて俺は感動した。

俺の事を思って寝ないんだって
気づけてとても嬉しかった。


今日は何もされないと思い
安心して

「一緒にねるか!」
「うん!!」







それが間違いだった。