なな。 (31/32)





無事カップルになったあとは
ラブラブしながら
ゆいを送るため
ゆいの家へと向かった。




「私、びっくりした」



「俺が告白したから?」


「だって海斗君、私の事
苦手なのかなーって思って」



え、なんでそう思うんだよ!


「違う、逆!大好きだったよ!」



「だった?」



「大好き!自慢の彼女!」



「照れるからやめて」



こんな会話を何度も繰り返しながら
無事ゆいの家に
たどり着いた。



ゆいの家へと着いた途端
中から両親らしき人が出てきた。



「あ、お父さん。お母さん。」



「ゆい!心配したじゃない!」
「ちゃんと電話するんだ!」



とっても本当の家族に見える。
ゆいが養子だなんて嘘のよう。



「あ、はじめまして。
俺、ゆいさんとお付き合いしてる
海斗って言います。
こんな時間まで帰さなくて
すみませんでした。」


俺は頭を下げた。
心配させるのはよくない。


すると俺に

「顔上げてください!
私達の事情は知ってるわよね?」


ゆいの母親が俺に聞いてきた。



「はい、聞きました。」



「あの子を変えてくれたのは
海斗君、あなたなの。
感謝しきれないわ。ありがとう」



普通は、
ここまでいい子に育ててくれた
ゆいの両親に俺が感謝するのだが
逆に感謝されてしまった。




「いえいえ、俺の方がです。
ゆいさんを立派に育ててくれて
本当にありがとうございます。」



俺は深々とお辞儀をした。



「良い彼氏さんっ♪」


お母さんにそう言われたゆいは

「でしょ」







ドヤ顔をするのだった。