なな。 (28/32)






「海斗君、いこ」



いつもは俺から話しかけるのに
放課後、珍しくゆいから
話かけてきた。



「だな!」



俺とゆいは学校を出た。


せいやには今日告白するって
伝えてるんだ。



がんばれよ!そう言ってくれた。


俺、お前に背中おされたから
なんだかいけそうな気が
してきたわ、よし。





2人で並んで海に向かった。



「昨日ぶりだな!」

「やっぱ綺麗」



俺たちはまた昨日の場所へと
座った。



「海っていいよなー!」


「うん。落ち着くね」



座りながら数十分間
色んな話をした。


「私ね昨日の夜、
両親に話したんだ。
今までで思ってたこと。
そしたら両親、号泣しちゃって
大変だった。笑」


「何て言ってたの?」



「前、話してたことはね
こんないい子になった
私たちの自慢の娘を
本当の母親に見せてやりたいって
意味だったみたい。」




「やっぱりな!
俺、思ってたもん。」



「え、本当?
私とんだ勘違いしてた」



そう言った彼女の言葉を最後に沈黙になった2人。




俺は今だと思った。