なな。 (20/32)




「.......。」



俺らは学校を出て
普通に通りを歩いている。



どうしよう、話題ない。

話題選択に困った俺は


「あ、体調はもう大丈夫?」

気になってた事を聞いた。





「大丈夫。本当ありがとね」


前を見ながら言う彼女。


もしかして俺のこと嫌い?


相手が嫌いなら
俺が告っても振られるだけじゃん。



「.....ねーどこ行くの?」



落ち込んだ気持ちを
押し殺して聞く俺。



彼女はしばらく考えて



「海斗君の好きなとこで
いいよ」




こう言った。



んー困ったぞ。
俺は普段からどこにも
行かないしインドア派だから
なかなか思いつかない。



だがしばらくして

「........あ、海!!」





そういった。




だって俺、海あんま行かないから。
なんかこう機会がなくて。


「わかった。いこっか」



海に行くことを了解してくれた
ゆい。





そしてしばらく歩いたら
目的地の海が見えた。


「海だー!」

俺よりもゆいの方が
喜んでる。



ゆいも滅多に行かないのかな。


「どっか座ろーよ!」


俺とゆいは海の近くへ座った。