なな。 (15/32)





サッカーをしていると
とても汗をかく。

なんたって今日は猛暑だからな。
なおさら汗をかいてしまう。


「ちょ俺、タオルとってくる!」



体育館にある更衣室に
タオルを置いている俺は
タオルをとりに向かった。


「いくよ~!」
「無理だよ~!」


テニスをしている女子の声が
近くで聞こえる。



グランドから更衣室に行くには
テニスコートを通らないと
行けないから仕方なく
通っているのである。


決して、変態なのではない!!!



って俺、何言ってんだか。


俺が1人心の中でノリツッコミを
していると突然女子のコートから
沢山の高い悲鳴が聞こえた。




「きゃーーー」
「大丈夫!?」
「えっ、えっ!?」



どうしたんーーー


「ゆい大丈夫?!」


だろ。




俺はいつのまにか走りだしていた。
体が勝手に動いていた。




「どうしたの!?」

俺が近くに行って
周りの人に状況を確認する。



「ゆいがフラって
倒れたの!」



ゆいを見るとかなり苦しそう。
また周りをみると先生は
偶然にも、席を外している。


俺はしばらく考えた後


「.....ちょっと我慢して。」







ゆいを抱き上げた。