なな。 (11/32)
あ、前アドレスを聞かれた時は
とてもびっくりしたな。
私、今携帯が壊れていて
その時アドレスを聞かれて
どんだけ携帯を恨んだことか。
とてもとてもチャンスを逃したと
おもって、その日は落ち込んだ。
そして私は今、
放課後残って勉強をしている。
気のせいかな?
海斗君も残っているような。
私がそう思った丁度その時、
海斗君が
「また今日も勉強?」
そう聞いてきた。
「うん」
恥かしさもあって
それにか口にできない私。
しばらく沈黙が流れた後
「勉強好きなの?」
そう聞かれた。
正直私は好きでやってるんではない。
その時嘘でも好きだよ。と
言っていればいいのに
少しだけ黙ってしまった私。
黙った私をみて罰の悪そうな顔をする海斗君。
このあと彼は自分の席へ
戻って行ってしまった。
もっと喋りたかったな。
そう思ったのだけど
どうしたらいいかわからなかった。
しばらくして
小さな呼吸が聞こえた。
ん?誰?海斗君?
私は海斗君の席を見て
眠っている彼の方へ向かった。
自然と足が動いていたんだ。