6人目の人はどんな人? (33/38)
ピーンポーン。
いつも通り西条さんの家は
誰もでない。
と思ったけど
ガチャ
なんと
家から西条さんがでてきた。
「ん?先生?何の用~?」
寝起きなのかどこか
ふわふわしている。
西条さんがいたことにびっくり
しながらも私は彼女に
「西条さん...色々お話したい
んですが上がってもいいですか?」
こう言った。
西条さんはしばらく考えた後
まあいっか。と言って
私を家へいれた。
す...すごい。
家の中へと入った私は
驚いた。
このすごいは広いとか
豪華とかのすごいではなくて
周りはゴミの山、
洗濯物が散らかってて、
足の踏み場もない
すごい家だな、という
すごいだった。
西条さんはリビングの
ソファに腰をおろして
「で?話って何?」
早く終わらしてよとでも
言わんばかりの態度で
私に聞く彼女。
「えっと、西条さん.....
どうして学校に行かないんですか?」
いきなり本題に入ったのに
彼女は驚かずに平然とした
口調で、
「私、彼氏いるんだよね~
しかも年上の。
その人と結婚する予定だから
学校とか行っても意味ないと
思って~
行くのやめたの。」
と言った。
まだ中学生なのよ?
義務教育なのだから
行くのが当たり前じゃない。
私はこう思ったが
すぐには言わないで
もっと彼女との距離を
縮めようと思った。
「そうなんですか。
あ、両親は仕事ですか?」
別の話題をと思って
西条さんの両親の話題を
出したがこれが間違いだった。
「ああーあいつらは
出てったよ。」
これまた無表情に話す西条さん。
!?
え、西条さんの書類には
両親とお兄ちゃんと
お姉ちゃんがいることに
なっている。
「え、出て行ったんですか?
なんでですか?」
私の顔が相当怖かったらしく
「先生~
そんな怖い顔しないでよ~」
彼女にそう言われた。
そしてなぜ出ていったのか
私に話してくれた。