6人目の人はどんな人? (32/38)
翌日、敬太君にこのことを
話すと喜んでくれた。
「先生!本当ですか?
いいんですか?」
敬太君はイキイキしてる。
「はい。校長先生が敬太君は
頑張り屋さんだから
すぐ承諾してくれました。」
私は簡単に説明した。
バイトが続けられることが
よほど嬉しいのか、
いや、嬉しいはずだから
敬太君は最後に私にこう言って
走り出した。
「先生!本当にありがとうございます。
先生に見つかった事で
これから堂々とバイトをして
妹達の面倒を見ることが
できます。ありがとうございます!
ではっ!」
いきなり走り出した事に
私は驚いた。
すると遠くから
「先生もいきなり走り出さ
ないで下さいねっ!」
そう敬太君が言った。
敬太君、あなた私の真似を
したのね。
前までの彼の態度や
雰囲気と違っていて
それが面白くって
私は声をだして笑った。
みんな見ているけど気にしない。
私は笑い終わったあと
あと一人の悩みを解決
するため
その家へと足を進めた。