6人目の人はどんな人? (24/38)
「うるさい!!!!」
しーん。
いきなりの遥ちゃんの
言葉にみんな驚く。
さっきまでうるさかったはずの
教室が一斉に静かになる。
「は?」
声を出したのは笑美さん。
「うるさいうるさいうるさい!」
遥ちゃんは笑美さんの
言葉を無視して言い続ける。
「ちょ...きいてんの?
何いきなり。」
遥ちゃんは一息ついて
言った。
「さっきから何なの?
どいつもこいつも嘘ばかり
ついてさ。
私をいじめてんのは事実じゃん!
なのになんで嘘つくの?
なんで謝ってくれないの?」
遥ちゃんの言葉を聞いて
みんな黙り出す。
こいつ以外は。
「だーかーらー
何なの?私達あんたを
いじめてないわよ?
ねー?みんな。」
笑美さんがクラスの女子を見る
「やってない!」
「遥ちゃんの嘘つき!」
また騒がしくなる教室。
「私...なんかした?
私そんなに性格わるい?
私そんなにキモい?
私そんなに嘘つき?」
遥ちゃんのこの言葉をきいて
ある生徒がボソッとつぶやいた。
「ごめんなさい......」
その子は前、遥ちゃんの
仲の良かった幼馴染だった。
私はその子に聞く。
「認めるんですか?」
「はい.....」
その子は下をむいて
顔をあげようとはしない。
「遥ちゃんは悪くない。
笑美ちゃんが遥ちゃんの事
嫌いだからみんな
いじめてたの。
ごめんね。」
これを聞いて笑美さんは
「咲...ゆるさない。」
とても低い声でそう言った。
とても怖い声だった。