6人目の人はどんな人? (23/38)




「で、何?話って」

「早くしてよねー。」



女子のみんなから
そういう声が聞こえる。


今空き教室にはクラスの女子
20人と遥ちゃんと私の
合計22人がいる。



「あの...ですね。
遥ちゃんからみなさんに
お話したいことがあります。
聞いて下さい。」


私は遥ちゃんの言葉をまった。



数分後、遥ちゃんが一言だけ
言葉を発した。



「みんな...なんで無視するの?」



遥ちゃんは顔こそ威勢は
いいものの
足は少し震えている。



「.........」



誰も答えない。




「私、なんかした?」



遥ちゃんが二言目を発する。



「遥ちゃん?何言ってるの?
私達みんな仲良しじゃん!」


突然、笑美さんが言う。


私は少しだけ恐怖を覚えた。


だって笑美さんの目は
氷のように冷たい目だったから



「先生?私達は大丈夫だよ!
だって遥ちゃんはみんなの
人気者だもん!」



遥ちゃんは黙ってしまった。
どう返したらいいか
わからなかったから。


私は思い切って言った。



「あなた達は本当に友達なの?
殴る蹴るして、階段から落として
それが友達なの?」



みんな黙る。
だが笑美さんは
更に笑顔になってこう言った。



「先生?何根拠のないこと
いってんの?
私達何もしてないよ?
そうやって何の罪もない人
疑っていいと思ってんの?」



笑美さんがそう言うと
みんな一斉にガヤガヤしだした。



「なんで私ら疑われてんの?」

「先生ひどい。最低。」

「遥ちゃんの被害妄想よ!」




私は言葉を失った。