6人目の人はどんな人? (8/38)
「ちょっ潤一、
先生泣きそうだよ!
もー行こう!」
「うわ.....」
「だな。」
私が涙をためたのが効果あって
みんな速やかに体育館へ
向かっていく。
よかった。
でも泣きそうになっちゃった。
私は先生なんだから
強気で行かなくっちゃね。
私はそう思いながら
体育館へと向かった。
校長先生の長い話が終わり
今は英語の授業中。
「えっと......この問題
わかる人いますか?」
私の声は生徒に届かない。
「 は?まじ!?」
「まじ!iPhone買ったぜ!」
「ね!今日遊ばない?」
「うん!どこいく?」
こんな声が教室を
飛び交っている。
「みなさん.....!
今は授業中です...よっ!」
私がみんなに言っても
みんな私の事なんか無視。
「..........。」
私が自信ややる気を
失っていると
なぜか教室の端から
視線を感じた。
「??」
あ、相沢さん。
メガネにおかっぱの少女、
相沢 雪。
相沢さんはおとなしくて
滅多に話しているのを
聞いたことがない。
なんで見てるんだろう?
「.......っあ。」
そっか授業中だからだ。
私は自分が授業を
教えているのを忘れていた。
よし、頑張ろう。
相沢さんが見ていることもあって
一人でも私の話を聞いてる人が
いることが嬉しくて
授業を開始した。