第7章 (1/5)
終わりと始まり




向かっているときの瑠偉さんは
無表情でこれから17年ぶりに
会う実の母親になにをおもいの
だろうか?

「ここです…インタホーンならしても大丈夫ですか?」

「…あぁ。」

インタホーンを鳴らすと

瑠花のおかあさんが出た。

こちらを向くと目を丸くして
驚いてる様子だ

「…どうして…?」

実の息子に17年も会っていないのに
やっぱり母親は子供の顔を
忘れることはないんだとわかった。