俺の家族 (9/10)



俺『う…』


小鳥の鳴き声。
眩しい太陽。
いつもの風景。

あぁ…。
俺は生きてる。

生きてるって幸せだなぁ。


神様『私に感謝なさい』
【そう、全ては私の…『お前は黙れ


こいつはなにもしてない!


神様『なんだよ!わしだってやることやったよ!』
【冷蔵庫のところてんちゃんと食べたよ!】


俺『人ん家の冷蔵庫を勝手に漁んじゃねぇぇぇ!もう帰れ!』


神様『ちぇ!なんだよなんだよ!もう帰るっ!』
【もうお前なんて豆腐の角で死んじゃえ!バーカァ!】



と言うと神様は消えていった。
あいつはなにしに来たんだ。


母『亮太~!ご飯よ~!』
【昨日から寝込んでるけど、大丈夫かしら…。】



お、どうやら
お母さんが帰ってきたようだ。


俺は『ご飯』という単語に
怯えながら階段を降りていった。