囁く両手 (19/21)





<───メッセージをどうぞ>


「はぁ…」



あれからいくら掛けても出ないし、店にも来ない。


住んでる場所も知らない。

千明って名前すら、本当は適当に名乗った名前かもしれない。

唯一分かってた携帯すら出てくれない。



「…あー、最悪だ」



本当最悪だ。
これじゃ……。


これじゃまるで、もう会えないみたいじゃないか。