ストーカーLevel7 (14/14)
佳奈「これすごく面白かったね!」
美月「映画より気になることがありすぎて観れなかった」
佳奈「なんかあったの」
美月「それ言うのか」
佳奈の唸るような泣き声が終始聴こえてたのは幻聴だろうか。
沖谷「俺もあんまり映画観れなかったんだよね」
美月「 」
それと、沖谷が上映中ずっと私の方を向いてハァハァしてたのは気のせいだといいな。
佳奈「あれっ」
シアターから出て歩いていると、佳奈が突然大声で言った。
美月「どうしたの」
佳奈「携帯がない」
美月「落とした?」
佳奈「たぶん、そう」
美月「どこで落としたか見当つく?」
佳奈「いやわかんない。どうしよう」
佳奈はかなり焦っていた。
美月「大丈夫だから。とりあえずシアターの中探そうよ」
沖谷「それだったら、手分けしたほうが早く見つかるんじゃないかな」
美月「そうだね、じゃあ私さっきのドリンクカウンターのところ探してみる」
沖谷「俺シアターのほう探すよ。高橋さんもシアター探す?」
佳奈「あ、うん。ごめん迷惑かけて」
美月「全然平気。見つかったら連絡してね!」
私たちはそれぞれ探し始めた。
工藤「……」
美月「一緒に探そう」
工藤「…(コクン)」
美月「うん」
どうしよう工藤隆二って謎だらけすぎて絡み方わかんないww
音もなく動き出した歯車は、もう止まらない。