もしもストーカー男が学校一のモテ男だったら

「邪魔だったよね、ごめんね今すぐ退散するから！」






私タイミング悪すぎ。はやくここから逃げなきゃ。







「まって！」



佳奈が私を引き止める。





私、何を言われちゃうわけ??





嫌な予感が頭をかすめる。

























まさか。


もしかして。





















「あのさっ、


























私と映画、観に行かない？」


























「……What(´ﾟжﾟ｀)？」



「だから、映画観に行かない？友達がチケット余らしちゃったから」



ちょｗｗえｗｗ

それって…




















疑ったりしてさーせんでしたぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!(ｽﾗｲﾃﾞﾝｸﾞ土下座)



いやまじ疑ってごめん佳奈。
なんかひとりで勝手に焦ってただけだったみたい。





「………」




「え、ダメだったかな？沖谷くんにさっき誘ったんだけど、沖谷くんにも断られちゃったし…」



しょぼんとした顔。



「いいよ、行こう。tk行かせてください」



「え！ほんとに!?やったぁ」










どうやら私は、この顔にめっきり弱いみたいだ。

佳奈も沖谷もホッとしたような笑みを浮かべていた。