ストーカーLevel1 (5/14)
えっ何?
意味がわからない。
「美月たんはやっぱり理想の女の子だよここまで理想通りなんてそんなことが現実にあっていいのかなって思ったけどこれは現実なのかどうしようもう我慢できないよ俺ハァハァハァハァ」
なにこれ怖い。
「気持ち悪い………」
とりあえず、男を踏み付けた。
「ア、アン…ッ!」
「………………………」
私って何なんだろう。
逃げてもいいかな。いいよね。
そっと男から足を離す。
「なんでやめるの、もっと罵ってよ踏みつけてよハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ」
「…………………」
ドスッ
もう一度だけ思い切り蹴り上げて、その場を逃げた。
忘れよう。
今日のことはなかったことにしよう。
そう心に誓って。