ストーカーLevel16 (12/25)
工藤「ああ、わかってる。行ってきなよ。ここじゃないんだろ?……って、なんで青山さんが泣きそうになってるんだよw」
美月「いや違うから…っ!それより、工藤くん本当にありがとう!私何て言えばいいんだろう」
工藤「言わなくていいから、早く行きな」
美月「………行ってきます!」
工藤「おう!」
工藤くんの大きい手が私に向かってふられる。それが合図であるかのように、私はまた走り出した。
なぜだかもうあの場にいてはいけない気がして、一度も振り向けなかった。
「あー、やっぱり痛ぇ……」
だから結局、そう呟きながら笑う彼の姿を、私の瞳が捉えることはなかったのだった。
「まあ、当分勝手に想っとくか、」