ストーカーLevel16 (4/25)
カラオケボックスに入った私たちは、ただひたすら歌い続けた。
あれは思い違いだったと、ジョークだったと、誰かが笑って言ってくれたら。
そんな考えばかりが脳内をグルグルと回っていく。
真理子「…で、どうすんの?」
さっきまで中心で熱唱していた真理子が、いつの間にか私の隣に座っていた。
美月「…沖谷はもうこの話は聞きたくないって」
真理子「そう」
美月「私も、沖谷のお姉さんを疑ってしまった時には何も聞きたくなかったなと思っちゃって、それ以上何も言えなくなった」
真理子「美月がそれでいいなら、このままでいいと思うけどね」
美月「…………」
話を聞いてほしい。
でも、何のために?
弁解?
何を言い訳するの?
美月「ねぇ、真理子。私は沖谷のために、何を言うべきなんだろう。
沖谷は今どんな気持ちでいるんだろう」
真理子「わからないなら、もう全部話してしまったら?選ぼうとするから迷うんだと思う」
美月「私……っ」