ストーカーLevel2 (5/8)
「朝から美月たんテラきゃわゆす」
「あれおかしいな聴力には自信があったのに」
「んもう照れ屋さんなんだからあ//」
「あ、耳から血が」
次の日の朝、私に声をかけたのは紛れもなく沖谷唯でした。そして沖谷唯が声をかけたのは紛れもなく私の家の前でした。
「君はどうしてここにいるのかな」
「君の彼氏(はあt)だからに決まってるじゃないかハニー」
だれがハニーだ。
「失せろダーリン」
私なぜノったんだろう。
「寒いなかgkbrしながら3時間前からずっと待ってたのに美月たん鬼畜ぅぅぅー」
「3時間wてか今、冬設定だったの」
「設定とか言わないでw生々しいからww」
「じゃあそういうことだから、私学校に行きたいんでサヨウナラ」
「え、一緒に言ってくれないの」
「なぜ」
「……………………………………………………………………………………………………………………ぐすん。ばいばい」
「ニヤリ(ちょろいw)」
このとき私は知るよしもなかった。
彼が私の後ろからついてきていたということを。