ストーカーLevel2 (3/8)

「美月たんのメアドを知らないことに今気づいた俺。…教えて」


「なぜ真顔w」




お互いの携帯を向き合わせて赤外線送信をした。




「ア、アアンッ美月たんの中に俺のモノがぁ!ハァハァ」


……………なんかやだ。




ふと携帯のディスプレイを見る。

「うわ、もうこんな時間。私帰る」


「送るよ」


「いやいいよ。近いから大丈夫」


「でもこんなにかわいいのに誰かに襲われちゃったりしたらどうするのハァハァハァハァ危ないじゃないかハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ」


「今この瞬間が一番危ない気がするのは私だけだろうか」









私が断って歩きだすと、後ろからついてきた。

「ついてくんな」

「気にしないで。慣れてるから」



「心配してるわけじゃないから!tk慣れてるって何さ、いつごろから私のことつけてたんだよ」



「え?出会ったその日からだけど?」



なにそれ泣きたい。








とりあえず私は隙をついてダッシュで逃げた。tk家に帰った。