ストーカーLevel12 (15/15)

私は、やっぱり気づかなかった。




沖谷「加藤さん」


真理子「ん?」


沖谷「俺おかしいのかな」


真理子「何が」


沖谷「昨日のこと気にしてほしくなかったのに」


沖谷「気にしてないって言われたとき、本当はすごく嫌だった」



真理子「見てたらわかるよ」


沖谷「どうしたらいいんだろう。こんなの最低だってわかってるけど…」


真理子「わかってるんだ、そこんとこ」


沖谷「うん」


真理子「私はあくまでも美月の味方だから、沖谷くんを慰める言葉はかけない」


沖谷「うん」


真理子「だから美月のために言う」


真理子「さっきの言葉はきっと本心からじゃないよ」


沖谷「でも」


真理子「美月がどんな性格か、よくわかってるでしょう?」


沖谷「……」


真理子「まったく、不器用すぎるんだよ2人とも」





気づかなかった。


何もかも。