推理~自宅警備員~ (3/6)
あれ?
俺は野菜室から冷凍室まで確認したがやはりなかった。
なんでねぇんだよ!!
バタンッ!と勢いよく冷凍室の扉を閉めてキッチンに置いてあった椅子に腰掛ける。
ちくしょう、なんでねぇんだ!
なんでだ!?
足が自然にカタカタと貧乏揺すりを始める。
そしてある結論に行き着いた。
家族の誰かに食われたんだ!!
フッフッフ…
いい度胸だよ、俺様のプリンを盗み食うなんて。
犯人は絶対に捕まえてやる!
気分はすでに名探偵なんちゃらってアニメの主人公だ。
そのアニメはあんまり見てないがまぁいいか。
とにかくこの難事件、何がなんでも解かなければ。
俺は頭の中を整理する。
プリンが冷蔵庫にあるのを最後に見たのは3日前。
うちのババア(母)が俺の分として買って来て冷蔵庫に入れた時だ。
すなわち容疑者は2人。
ババアと妹のしおんだ。
ちなみにジジイ(父)は出張中でだいぶ前から家にいないので容疑者から抜いた次第だ。
「ワンッ!」
キッチンの端から甲高い鳴き声が聞こえる。
愛犬のベスだ。
そういやこいつも家にいるのか。
でもまぁ容疑者ではねぇだろ。
さて、2人のうちどちらかが犯人だ。
俺は考えを固めて立ち上がった。