推理~独身会社員~ (17/18)
~一週間後~
「おはようございます。」
俺は今日もけだるそうな挨拶をして自分のデスクに着いた。
え?
俺がなんで生きてるかって?
話すと長くなるけどまぁいいか。
このままだと煮え切らないだろうしね。
あの後、部屋に入って来たのは組の人でもなければまゆみ達の仲間でもなく、警察だった。
当然二人とも即逮捕。
俺は無事に身柄を保護された訳で。
どうやら大きなもの音や、揉めるような声を聞いた大家さんが通報してくれたらしい。
大家さんには本当に感謝しなきゃね。
これは少し後に聞いた話だが、アパートに来た組の人達もその場で逮捕されたらしい。
それで1番びっくりしたのは組の人はまゆみと面識はなかったことだ。
大元の黒幕は、なんとびっくりあのうっとうしい上司だった。
もちろんあいつも捕まった。
あいつはまゆみと浮気していたらしい。
それで俺が邪魔に思って知り合いの組の人に俺の処分を依頼したとか。
そして飯島は俺を殺したら昇進させると煽ったら乗ってくれたそうだ。
どこまでも迷惑な話だよ。
早い話がただの逆恨みじゃないか。
結局三人ともこの丸吉株式会社をクビになり、今は塀の中というわけだ。
そんなこんなで、今俺がここで仕事をしている。
会社も面食らっていたよ。
そりゃ上司がクビになった穴を他の社員で埋めなきゃいけないんだから大変だろう。
まぁ俺はその穴埋めで昇進出来た訳だが。
俺が今回の出来事を通して思うことは二つ。
一つは当分彼女はいらない。
二つ目は俺は絶対に浮気はしないってこと。
「おはようございま~す。」
大きな声で挨拶をしてこちらに向かってくるのは今日派遣された社員の子だ。
おっ。
結構かわいいな。
アドレス聞いちゃおっかな。
え?
…懲りてないとか言わないの。