探偵部の活動日誌 (10/16)

一時限目終了のチャイムが鳴った。


教師は教材をまとめて教室を出て行く。

生徒たちは授業の後片付けもそこそこに、仲の良い友達と集まり始めた。


やがて教室は賑やかな声に包まれる。


篠崎は教室の端の方に目を向けた。
山科と目が合う。

作戦を上手く遂行する状況は整っているようだ。

2人で頷き合い、席を立った。