金 麗 (5/62)




環という人物に会うのはまさかのその翌日だった。


翔と私は待ち合わせ場所のカフェに集まる。

「あっ…えっと、あなたが金さん?」

そこにやって来たのは、髪がくるくるっとしていて可愛らしい、清楚な女の子。


「こんにちは、佐藤環といいます」

「よっ…よろしくお願い致します!」

あまりにも予想外の外見にしどろもどろしてしまう私。

「その手の痣…
まじ、橋本腐ってるね
一緒に戦おうね!」

「ありがとう」

環さんといると心強かった。