金 麗 (3/6)
「あ、もしもし勇太?麗だよ!遊園地楽しかったね~」
「あ、うん」
勇太はいつに増してテンションが低かった。
なんかあったのか?
「どうしたの勇太?」
「なぁ麗」
「なーに?」
「別れて」
…………は?
私は耳を疑った。今なんて?
「なに?」
「だから、別れて」
「い、いや、どうして」
「俺まだ桐香が好きだから」
「………え?」
「さっきやり直そうって言ったんだ
けど、振られた
翔が好きだってさ。
ははっ、俺情けねぇなー、再会した元カノ見た途端あの気持ち蘇ってきてばかみてぇ
だからごめんな
別れてくれ」
手に力が入らなくなり、私は携帯を床に落とす。
「……………」
私は何も言えなかった。