橋本 桐香 (15/22)
「金……?!」
私は金の家に向かった。
これまでには無いくらい全速力で。
「はぁっ……はぁ」
金の家の表札は、「金」のまま。
まだいるかもしれない。
ピーンポーンピーンポーンピンポンピンポン
私は何回もインターホンを鳴らした。
誰も出ない。
どうしてっ……どこに……
私はなぜここまで金を追いかけているのだろうか。
その時だった。
私の背後から女性の泣き声が聞こえた。
「っ……ぅっ……」
「大丈夫ですか…って金のお母さん」
「……麗のお友達?」
「あ、はい……どうなさったんですか?」
「……………麗自殺したの」
わたしは背筋が冷たくなるのを感じた。
「………え?」