0016 葛飾 アンジュ 蝶 編 (21/79)

「何が目的なんだろ」


送り主はSCM所有者だろうけど、ジュリアにレズのデブスを差し向けるなんて、普通に考えたら単なる嫌がらせだ。


ジュリアにSCMを着けさせようとした、罠だったのかな。


「何も目的じゃないのかもね」


「へっ?」


フジコ先生は枕元にある、ベッドの柵に膝を着いて手紙をヒラヒラと扇ぐ。


「私の時は ほら シンノスケという男を探しているのもあったけど 刺激が欲しかっただけだもの」


「ああ」


そういえば、フジコ先生はシンノスケというSCM所有者を探しているんだった。


ジュリアやリュウオウ様は知らなかったけど、ビックリしたのが、中央さんやセイヤはシンノスケという男を知っていたんだよね。


リュウオウ様の奴隷になったとはいえ、フジコ先生は未だに、そのシンノスケという男を探しているみたい。


そっちも気になるけど、とにかくフジコ先生は、更に刺激を求めて手紙を他の所有者に送ったんだ。今回の手紙も、フジコ先生みたいにイかれた理由なのかな。