0016 葛飾 ジュリア 蛹 編 (74/91)

複雑な感情はあったけど、いつの間にかセイヤに対する未練はほとんど無くなっていたの。


SCMって、人を奴隷にする以外に、失恋から立ち直らせる機能まであるのかな。


そんな事を考えていたら、いつの間にかセイヤの働くホストクラブの前に立っていた。


セイヤのお店にジュリア1人で行って、セイヤを奴隷にする。


中央さんを奴隷に引き入れて以来、やっとリュウオウ様にいい所が見せれるチャンス再来。


お店に入って、席に通されるとセイヤはすぐに来た。


「セイヤ 久しぶり」


「少し 痩せたか?」


久しぶりに会うセイヤ。セイヤは何も変わっていなかった。


ジュリアときたら髪の毛もボロボロだし、服もロクに買っていなかった。


惨めな気持ちはあったけど、ジュリアの頭には同情を買ってどうやってセイヤを奴隷にするかで一杯だった。


「うん ダイエットしてるのー」


無邪気なジュリアを装うけど、もう1ヶ月前とは違う。


「何回も電話したし メールも」


今は恋人同士じゃなくて、違う主人の奴隷同士。