0016 葛飾 ジュリア 蛹 編 (50/91)

何この難易度の高さ。今まで接客した、どの客よりもやりにくいんですけど。


「とりあえず SCMは現代の科学から2歩進んで 斜め上に脱線したような技術が使われている」


話戻されちゃったよ。助かるけど、何か色々自信無くしてきた。


リュウオウ君はまたお茶をラッパして、吐息を漏らして続ける。


「大量生産は簡単にできないし 何も知らない人間なら普通買わない」


「だよねえ」


まあ、普通買わないよねえ。じゃあリュウオウ君は何で買ったんだろ。


あっ、そっか。


さすがに言えないけど、リュウオウ君って普通じゃなかった。


「けど このブログでSCMを買う人が増えたとしても 会って勝負して勝たなきゃいけないんでしょ?」


「うん」


あっさり言うけど、どんな人たちがどんな勝負で戦うのかなんて分からないし。