0016 葛飾 ジュリア 蛹 編 (42/91)

リュウオウ君がお母さんの働く風俗に突入した、次の日。


あんな事が起きても、朝になるとおばさんはお店に出勤していった。


生活の為とはいえ、おばさんにとってはジュリアの想像を絶する日常だと思う。


おばさんが家を出たのと同時に、リュウオウくんはジュリアを叩き起こしてきた。


「起きろ」


うう。


「あい」


耳だけ現実の音が聞こえていたけど、思考と視界は夢の中のムニャムニャ時間。


ジュリアって本当に朝は苦手だけど、リュウオウ君の声は耳にドスを刺されたみたいに脳まで貫通して聞こえる。


ちなみに今日は祝日で学校は休みらしい。じゃあ昨日は何で家にいたんだろ。


リュウオウ君は珍しくパソコンのある机の前にジュリアを座らせてきた。


画面には昨日の『メス奴隷の調教』というブログ画面が映し出されている。


「読め」


「あい」


眠気を感じながら、リュウオウ君の命令に従って画面に顔を近付ける。手さぐりでマウスを探し、ブログを読み進めていった。


なんかすんごく画面の移り変わりっていうか、読み込みが遅い。セイヤが持っていたパソコンに比べたら古いみたい。