0015 台東 フジコ (28/58)
ジャバ ビチャ
水音を立てて、全員がプール内に整列した。
整列したのは互いの列から6~7M離れた場所。
お互いの奴隷が、容易に妨害できない距離の配置になっている。
物を投げようにも、投げる物を持っている訳でもない。
私と足立シヲリがプール手前のスタート位置に立つ。
私の一歩目は目黒さん。
足立シヲリの一歩目は中央アタル。
彼らを渡って、25M先の向こう岸を目指す。
「まあ せいぜい濡れないようにね」
私は数M離れた隣に立つ足立シヲリにそう言った。
足立シヲリは何も言わずにヒールを脱ぐ。
私は脱がないけどね。
「よーい」
そう言いながら、足立シヲリが私を見る。
私も息を吸い込んだ。
「ドン!」
私と足立シヲリの同時のかけ声と共に、奴隷渡りの勝負が始まった。
私は右足で目黒さんの肩を踏み、そのまま次に配置された豊島さんの肩を踏もうとする。
「ギャ!」
でも間違えて豊島さんの顔面につま先でキックしちゃった。
「あ ごめん」
私は謝りながら、彼女の肩に左足を乗せ、そのまま右足を次の杉並さんの肩に乗せた。
バチャ ザバ
そうしている間に、始めの目黒さんが、現在最後尾の文京さんの後ろへ回る。