0015 台東 フジコ (12/58)
それ以来、アラームが鳴る度に私はドキドキする。ゾクゾクする。
あの人かも知れない!
あの人に会えるかもしれない!
アラームを好きな人からの着信音の様に感じ始めたの。
キタキタキタキタって。
誰かに言った、彼ともう1度会うっていう約束をしただなんて嘘。
私の中だけの約束。
いいじゃない、お話はキレイにしなくちゃ。
私はシンノスケを探す為にSCM所有者のサイトやSNSサイト、そしてGPSを駆使した。
けど最大の手がかりは偶然だった。
勤務している病院で、中央アタルとリュウオウが、文京さんの下に来た所を見たの。
最初は信じられなかった。
だって小学生くらいの男の子が、スーツの男性を引き連れて、スキンヘッドのイカツイ男に命令しているんですもの。
でも、そんな光景を見たからこそSCMの効力を信用できた。
そうして入院中の文京さんを奴隷にし、目黒さん、杉並さんを奴隷にする事に成功した。