0014 大田 ユウガ (34/60)

「シンノスケはあまり重要視しなかったけど 僕はSCMにすごく興味があった」


あいつは熱しやすく冷めやすい。


典型的なB型だ。


「僕は300万を持って シンノスケの前から消えたんだ」


300万と奴隷を作れる機械。


刺激の海に、僕は飛び込みたかった。


以前エイアに話した、保険の話。


SCMを持った仲間が1人。


SCMを持たない仲間が1人。


1人はエイア。


もう1人はシンノスケ。


でも本当は。


2人ともSCMを持ち、2人に同じ話をしていた。


"SCMを持っていない仲間"なんて存在しなかった。


エイアとシンノスケ。


2人とも、いざって時に僕を助ける事になっていたんだ。


どんな状況でも、僕は僕が助かる確率を上げる事を考えていた。


僕にとって、勝負に負けた時の保険は2人いたんだ。


僕とエイアとシンノスケの3人で金が降ろせるようにしたという話。


あれも嘘だ。


本当は、僕1人でも降ろせる。