0013 品川 ゼロ (79/103)
「 地上げ屋」
「ん?」
僕の小声に、中央さんが聞き返しました。
「星の地上げ屋」
それが最終的に出した、僕の答えでした。
中央さんは僕の答えを聞くと、黙って携帯を操作します。
そして数秒 携帯の画面を見た後に、さらに数秒間、僕を見ました。
厳密にはもっと少ない時間だったのかもしれませんが、その時だけ僕にとっては時間がゆっくりと流れているようでした。
真顔で僕を見る中央さんですが、今までのような怖さは感じません。
ドラゴンボールの問題にテンションが上がり、その勢いがまだ僕の中で生きていました。
言い換えたら、ドラゴンボールから勇気を貰った気分です。
「正解だ」
「え?」
一瞬では、中央さんの言葉が理解できていませんでした。
中央さんはハッキリと続けます。
「正解だよ フリーザの仕事は地上げ屋だ」
そう言いながら、中央さんは僕と少年に、携帯の画面に映し出された 正解 の文字を見せてきました。