0013 品川 ゼロ (64/103)

説明を終えると、中央さんは小さくため息を吐き、僕を見ます。



いよいよ勝負が始まる雰囲気です。



僕が少年を見ると、少年は相変わらず中央さんを見ていました。



「それじゃあ今から勝負だ 携帯のゲームを始めよう」



「はい」



中央さんに言われた通りに、携帯の決定ボタンを押してクイズゲームを始めます。



すると、僕の口の中のSCMからスイッチを押したような『 カチッ 』と鳴る音がしました。



カチッ?なんの音だ?



「口の中でカチッって鳴ったろ?それが勝負が開始された時の合図だ」



不思議そうに口の中で舌を動かしていると、中央さんは僕にそう言ってきました。



「へえ」



どうなってるのか分からないけど、よくできてるなあと呑気な事を考えていました。



「順番はあまり関係ないが 俺からいくぞ?」



僕がSCMの機能に感心していると、中央さんが早速勝負を始めようとします。



僕は黙ってうなずきました。



SCMって、よく分からないけどすごい機能ばかりなのに、中央さんは不思議に思わないのかな。



あ。



そういえば、中央さんの反応は黄色○の奴隷SCMだったんだ。