0012 墨田 ズシオウマル (31/71)
結局、ユウガはこの『頭のおかしい人』の挑戦を受けるようだ。
「だって自称頭がおかしいんだぜ!?おもしろそうじゃん!」
ユウガは興奮した様子でそう言った。
ユウガには何も言わず、エイアはアヤくんを見る。
「アヤくんは?やりたいって思う?」
「え?」
突然エイアに話しかけられたアヤくんは、戸惑った様子でエイアを見た。
「嫌でしょ 普通」
「あたしは 」
アヤくんは落ち着かない様子でユウガを見た。
ユウガは、ただ穏やかな表情でアヤくんを見ている。
「あたし奴隷だし ユウガさんの」
エイアの目が、わずかに細くなった。
そうか。アヤくんはユウガの奴隷だったのか。
SCMの影響で、アヤくんがユウガに従うしか無いのは、私にもよく分かった。
エイアはユウガに少し厳しい視線を送る。
「ユウガ あんたいい加減止めなよ」
「何を?」
ユウガは相変わらず穏やかな表情でエイアを見ていた。
「ゲームってハマった時点で負けなんだよ」