0010 文京 ゼンイチ (64/90)
不安と驚きって感じの面だが、関係ねえ。お前は俺の奴隷だ。
俺の要求に目黒はただ「はい」を繰り返し、電話を切った。
最終的には、デリヘルは目黒とルシエの2人でやってもらう。俺は女集めだ。
ルシエは何か言いたそうに黙っていたが、電話を切った後に俺からルシエに話しかけた。
「ま そんな感じだ お前には今日からデリヘルをやってもらうから」
「あの デリヘルって」
ルシエは静かにそう聞いてきた。
「知らねえの?客ん家まで行って 客とヤって金貰って帰るんだよ」
ルシエは青ざめた顔で、黙りだした。
「お前達には俺の為に働いてもらう 分かったか?」
「は い」
ルシエは静かにそう言って、その場にうつ伏せになった。
そして声を圧し殺して泣き出す。
「おいおい また変な発作起こすなよ?別に一生やれとかじゃねえんだから」
「ひっ ふぐ」
軽くフォローしたつもりだが、ルシエは相変わらず正座の姿勢でオデコを床に着けて泣いている。
そんなに嫌かねえ?
俺だったら女ん家に行って女とヤるぐらい、どうってことないけどな。