0010 文京 ゼンイチ (6/90)

そのまま首の裏を殴りまくって、手の甲も拳で何回も殴る。


「ぃっ すみません すみません 勘弁 もう勘弁してください!」


相方もただ土下座して嗚咽を吐いている。俺は殴っていた方の耳元に、顔を近付けた。


「聞こえねえ」


結局30分ぐらい、そいつらをサンドバックにしてやった。


気が済むまでボコボコにしたら、家が近いと分かった片割れをとっ捕まえて、家まで案内させた。


もちろん公園に残した相方の免許証は預り、通報したら家まで行くと言い残しておいた。


そいつの家にはパソコンやら漫画やらゲームがたくさんあった。オタクが。


「お DSじゃん これ貰うぞ」


「ええ!?」


俺は片っ端から、そいつん家にある電化製品の箱を部屋の中心に置いた。


「入れる物くれよ」


俺がそう言うと、そいつは黙って電気屋の紙袋を持ってきた。


だが色々かっぱらってたら、紙袋1つじゃ入り切らなかった。結局段ボールにも入れて持ち帰ることにした。


「家覚えたからな 警察行ったら俺の仲間が火を着ける」


カツアゲした奴ん家に泊まったことはあるが、そん時は起きたら警察呼ばれたからもうしねえ。


帰る頃には少しだけスッキリしたな。


段ボールを抱えて、漫画喫茶に泊まった。