0008 足立 シヲリ (37/55)
「どうする?他に見たい物とかないの?」
オデの発言に、レイバンがあたしと中野ちゃんに向かって答えた。
「つうかさ 飲み行かない?」
確かに、もうスーパーでする事はない。ていうか、何かを買ってもらう空気じゃない。
オデは中野ちゃんに持たされていた、スーパーの袋を持ちかえながら、あたしを見ていた。
黙っていたあたしに、レイバンが確認する。
「飲み どうかな?」
中野ちゃんもあたしを見ている。
え?何この空気。あたしが決めていいの?
「いいよ じゃあ飲み行こっか」
「っしゃ!決まりだ!」
あたしの答えに、レイバンとオデはテンションを上げてスーパーを出た。
歩いている間に中野ちゃんに、これで良かったか確認をすると「大丈夫です」と言ってくれた。
4人は駐車場に停めていたオデのオデッセイに乗り込む。オデのオデッセイってなんか変だな。
「近くの居酒屋行くからさ」
オデの提案に、あたしは後部座席から運転席のオデを見た。
「今さらだけどお金無いし 車どうすんの?」
あたしの発言に、オデとレイバンはコソコソと何かを相談してから、あたしと中野ちゃんを見る。
「いーよ出すよ」
「車は置いて 歩きで行ける居酒屋行くよ」