0007 新宿 セイヤ (6/36)
一瞬は、最初の感謝を忘れた自分の罰だとも思って反省もしたよ。
しかしアヤカ、いや女のわがままは青天井式に、宇宙までつけ上がる。
アヤカの要求は、ありえねえ。
病気になったアソコを舐めさせられた時は、移るのが怖かった。
彼女と別れろと命令され、実際に彼女に別れを切り出した時は、泣いてる彼女を前にして何もできなかった。しなかったんだ。
何もしなかったのは、アヤカやSCMの影響からじゃない。
別れ際を飾る、俺の最後の意地だった。
早くから親を亡くし、行き場のない彼女は、友達の家に泊まることになった。
しかし、その後のメールで友達の家にもいられなくなり、親戚の家に住むことになったと言っていた。
彼女の惨めな行く末に、俺は泣きそうになったが、その時にアヤカは勝手に俺の携帯をイジって、彼女のアドレスを消していたことも分かった。
奴隷になってからたったの数日で、彼女を泣かせた豊島アヤカを、俺は殺してやりたいと思うようになった。
彼女の荷物を俺に捨てさせ、皿を洗う家庭的な自分に酔うアヤカを見た時は、怒りと呆れで胃腸が破裂するかと思ったよ。