【エピローグ】 (2/5)
その後、何かにかりたてられるように、僕は皆の顛末を調べた。
ケース0001・港タキオ
心肺停止まで陥ったものの、一命は取り留め、昏睡状態から復帰。下半身麻痺を患い、しばらくは入院生活を送る。それ以降は僕も知らない。
ケース0002・渋谷サチ
本来持っていた勝気な性格をなくし、大学を卒業する。その後は実家に帰ったと後の調べでわかった。
ケース0003・杉並ルシエ
大学生への脅迫行為を認め、目黒マサカズとともに自首をした。警察にはSCMのことを伏せている。
ケース0004・目黒マサカズ
解放後も杉並ルシエに対する従属性が強く、彼女とともに自首をした。裁判に伴い、精神鑑定を受けている。
ケース0005・荒川エイア
ズシオウマルとともにしばらくは実家で暮らす、と大田ユウガとの会話を聞いた。一度だけ区内ローカル紙の表紙を飾り、そこから一躍時の人となるが、すぐに見なくなった。噂では多数のモデル事務所からスカウトされたが、本人は音楽編集の仕事に就いたらしい。
ケース0006・豊島アヤカ
勤務していた風俗店に一報を入れた後に、行方不明となった。
ケース0007・新宿セイヤ
最後まで港アンジュを捜すが、会えることはなく、しばらくしてホストを辞めている。
ケース0008・足立シヲリ
姫様カフェを続けながら、競艇場の焼き鳥屋でもバイトをしている。
ケース0009・中野タイジュ
想いは変わらず、その後も足立シヲリと時々会っている様子だった。
ケース0010・文京ゼンイチ
チンピラ紛いのことを続け、とあるクラブイベントで起こした傷害事件から、今までの悪事が明るみとなり逮捕される。
ケース0011・中央アタル
一度会ったが邪険にあしらわれた。相変わらず忙しく、マリアという幼馴染を思いながら仕事に励んでいる。
ケース0012・ズシオウマル
荒川エイアとともに暮らしている。
ケース0013・品川ゼロ
港タキオを刺した一件により警察に追われる身となったが、未だ逃亡中。
ケース0014・大田ユウガ
荒川エイアとは、もう会うことはない、と本人が言っていた。
ケース0015・台東フジコ
高校の養護教諭を退職後、行方不明。最後までシンノスケを捜していた。
ケース0016・港アンジュ
ゼロの傷害事件も絡み、警察の捜索も加わったが、未だ行方不明。
ケース0017・江戸川リュウオウ
平凡な暮らしを望んでいる様子で、もとの生活に戻ると聞いた。宙に浮いたタキオの金をちゃっかりと回収していた、と後に判明する。
ケース0018・北ミナミ
大人しく高校へ通い、社会福祉士を目指す。
ケース0019・練馬ヨシムネ
500万円で手を打ち、リュウオウの母親を解放したと聞いた。その後すぐに久米川に隠居している。
ケース0020・板橋ゲッコウ
高校を中退後、ワーキングホリデーや海外ボランティアに従事する。
ケース0021・千代田マリヤ
微々たる変化こそあったものの、変わらない生活を送っている。その後一度だけ会うことになった。
ケース0022・???
突如豹変したゼロ。あれが何だったのか。千代田マリヤと港タキオは知っている様子だったが、最後まで教えてもらえず、僕には分からなかった。
ケース0023・世田谷ツバキ
練馬ヨシムネの恨みを買っていた僕は、彼の働きにより、両手両足の爪を剥がされた。
さらに社会性まで奪われ、教員を退職をすることになった。そのときにリュウオウの話も聞いた。
SCMの資料もすべて破棄させられた。
その後、僕はどこか導かれるように、墨田教授の墓を訪ねた──。