0021 千代田 マリヤ (68/85)

シンノスケくんの方が筋肉質で肌が黒い。体型こそ違うけど、身長とか顔の大きさ、それに顔のパーツも。


雰囲気や服は全然違うけど、並べて見ると何故かこう、違和感が無いというか……。


まあ信じてくれればいい。


キヨゼロは「……元気そうで良かった」そんな言葉を独り言の様に呟く。


シンノスケくんも戸惑った様子で「お お陰さまで!」と返していた。あまり余計なことを言わなくていい。バレる。


何往復かやりとりをした後、キヨゼロは「けどおれには時間が無い」と切り出した。


そして、ポケットからアレを取り出したんだ。それを自分の胸に置いてシンノスケくんを見た。


「一緒に お前の弟……このゼロを助けてやってくれ」


「え?」


いきなり話すの?SCMの話を。予測していなかったキヨゼロの行動。そして予想だにしていない事態は立て続けに起きた。


「この器具が 今ゼロを苦しめてるんだ」


キヨゼロがSCMを見せた瞬間。


シンノスケくんの目付きが変わった。


「……何で あんたがSCMを持ってんだ」