0021 千代田 マリヤ (40/85)
生きた時代が違うものね。
ちょうど彼がぼくの家へ来る直前かな。
暇潰しで見ていた中高生向けの相談サイトがあった。
ただ単になよなよしてて気持ち悪かったから気まぐれで相談に応えたんだけど、それ以来やたらぼくに懐いてくる子がいた。
ぼくのことを最後のミューズだとか女神だとか、イッちゃった事ばっか言ってくるんだけど悪い気はしなかった。
ゲッコウという変わった高校生。
一人称が我って時点で終わってると思ったよ。名前も多分ハンドルネームでしょ。
「とにかく知り合い ぼくのことを好きっていう高校生がいるの」
詳しく話したって、きっとキヨゼロには理解できない。
「ふうん そいつ お前のこと好きなのか?」
「うん」
多分。
「じゃあ言うこと聞くよな?マリヤの」
「え?」
彼はタバコに火を点けた。
メンソールをおいしそうに吸う、その仕草で本当に違う人間なんだと感じる。
「SCMで奴隷にして 引き入れようぜ」
「え?は?え?」