0021 千代田 マリヤ (2/85)
「おぉれを探してくれ!」
あまりにも唐突。
彼はそう言って、ぼくの家の扉を開けた。
突然のピンポン。魚眼から見えた雰囲気に惹かれ、無用心にドアを開けたらこれ。
よく見れば髪の毛がボサボサで、前髪によって目が隠れていた。
トレーナーには草や土が付いていなかったの反対。
まるでアスレチックで遊んでいなかったかの様な反対。
見た目は20歳くらい、若い男の子が突然ぼくの家を訪ねて来たの。
「ね ちょっと待って どなたですか?」
そして、彼は信じられない名を口にした。
「キヨだよ!意味分からないかもしれないけど おれはキヨだ!覚えてるだろ!?」
「え?ね え?」
こうとう先輩…?
「細かい事はいい!頼む!おれを探してくれ!」
彼はぼくの肩を掴む。痛くないの反対。
「意味が…全然分からない」
「この顔!この顔と同じ奴を探してくれ!」