0019 練馬 ヨシムネ (29/63)
引いたクジはワシが選んだ勝負。
「しょうやけんってさあ!」
そう、庄屋拳。
が、SCMを着けてワシの勝負が選ばれても、ワシは勝った気にならん。
「ジジイ テメー!こんな簡単な遊び選んだのかよ!」
庄屋拳はミナミも知っている。まだこの子が小さい頃、ワシが教えてやったからね。
「さんびゃくろくじゅういち」
ワシはミナミの声を聞き、数字を呟きながら他のクジをまさぐった。
「あっ」
ワシの行動にミナミが声を上げる。
が、ワシはミナミがどんな勝負を当て込んできていたか気になってたのよ。
それとね。
ワシはまず1枚、クジを取り出し、開けた状態でミナミに見せる。
「それが何だよ 何してんだし」
開いた紙も、庄屋拳だった。
ワシはさらにもう1枚クジを引き、それを開く。
「えっ?」
次も庄屋拳。