0019 練馬 ヨシムネ (7/63)
十代の女の子で4500万。売値は7000万か。確かに絶妙な金額。
んでまたSCMこさえて奴隷広めて売って、買って売って。
下手に奴隷個人で稼がせるよりは一発で稼げるわけよ。
いるのよねえ、人を買う人。日本人はアジアを中心に高く売れるから。
ミナミなんか可愛いから真っ先に売れちゃうわ。まあ、どんな手を使ってでも売らせないけどね。
「それじゃあ 僕はこの辺で」
ツバキはそう言って、書類をカバンにしまい、部屋を出て行こうとした。
ワシも立ち上がり、書類片手に奴の背中を見る。
「あー これのままだとワシ500万じゃないの」
こんな方向からの屈辱は初めてだわ。
「ははっ あなたは売りませんよ 練馬さんはそれ以上の価値がある 大切なビジネスパートナーですから」
「ああ そう」
ツバキは自らを指し、次にワシを指す。
「ええ 僕が供給して あなたは需要を探す」
ツバキが奴隷をこさえて、ワシが買い手を捜し、ルートを確保する。
「農家みたいなものです ばら撒いて 耕して 収穫する」
ワシみたいに稼げたり、使える奴隷は手元に置いて、台東フジコみたいなのは味見して、か。
「あっ それと 」
ツバキが立ち止まる。
「お孫さんは 昨日学校をお休みしました」
「ああ」
ミナミは昨日から行方知れずになった。