0018 北 ミナミ (32/67)

単純にキレイな女の人がさ、あり得ないくらい恥ずかしい格好してんの。


あのブログでは、SCMで奴隷になった都内大手キャバクラのNO.1キャバ嬢って事で、ジュリアの観察日記が載せられていた。


そしてジュリアが痛々しい拷問に、笑顔で耐える画像も貼られていたんだ。


時には泥棒みたいな毛糸のマスクして間抜けな姿なのに、あーしは「官能的」って言葉を始めて感じた。


ジュリアはめちゃくちゃ可愛いのに『私は奴隷です』というプレートを口にくわえて写メを撮られていたし。


かなりの賛否両論だったけど、そのブログに対する反響は凄まじかった。


──特殊メイクだろ
──画像加工乙
──この女見た事ある
──女が可哀想過ぎる
──吐いた
──どこの店の子?
──警察に通報した
──10円で女売って
──AVの宣伝だろ釣釣
──どうかしてる
──ブッへヘーイ!
──夢がひろがりんぐww


批判・妬み・興奮・中傷・興味、様々な意見や書き込みがあったけど、誰もが皆、ジュリアの画像とブログの内容に夢中になった。


そしてあーしも。


だけどほとんどの人間は、SCMの存在を信じなかった。


もちろん、ネット上でもそんな物を信じる奴なんてほとんどいなかったしさ。


ブログの投稿者に質問しても、何も返って来なかったのも小さな原因だってツバキも言ってたし。


けどあーしは信じた。


手元に持ってたから。作った奴を知ってたから。