0018 北 ミナミ (14/67)
まだペナルティまで時間の猶予はあるはずなのに。
「さなぎが やぶりちょうちょ」
「あー!もー!」
あーしは髪の毛を掻き毟る。
んだよ、せっかくジュリアが手に入るのに!
こんなぶっ壊れたおもちゃいらねーし!
多分、色々な事が重なってこうなったんだろーけど、SCMを戻した所で直るのか?
クソ、やっぱツバキも来させれば良かった。
それに何だよこの床。後で洗わせねーと。
「ホラ!口開けろ!また砕いたら飲み込ませるぞ!」
あーしはジュリアに直したSCMを着けさせる事にした。
袋から取り出したSCMをジュリアの前に差し出すと、赤ちゃんみたいにSCMをチュパチュパしゃぶり出した。
「しゃぶんなし!」
「あっ あっ」
仕方ないから、ジュリアの口に無理矢理指を突っ込み、SCMを装着させる。
そしてあーしもSCMを着けた。
『 キュイーーン 』
「おっ」
振動。
ちゃんと直ってる。